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全く別に思われるお墓と靴磨き。二つには共通点が？？
まずは靴をキレイに、長く履き続けるための石屋のけんすけ的シューメンテナンス教えます！
僕が石材業界に入ったのが15年くらい前。その時はちゃんとした革靴を僕は持っていなかったんです。どこだったかな…スーパーみたいなところに売ってるような安物の革靴を初めて買った記憶があります。初めは全然気にならなかったんですが、会議とかで靴を脱いで上がるお座敷とかの帰り際に“あれ？僕の靴ダサいぞ”と思ったのが良い靴を買おうと思うきっかけでした。僕のスーパーで買った革靴はそもそもシルエットが変。格好悪いと素直に思ったんです（笑）
石屋さんの先輩はみんなオシャレでカッコいいものを皆さん持っていたんですよね。人間ってダサいと思ったが最後すごく気になってくるんですよ。そんな時に雑誌で見たのが今も履いている靴でした。“なんか品があるな かっこいいな。”と思いました。しかも雑誌には一緒に靴のメンテナンス方法も書いてあったんです。
・バーニースニューヨークのパンチドキャップトゥ
デュプイ・カーフを使ったオリジナル。「価格をできるだけおさえて、でもクオリティは高品質でというプロジェクトの第一弾として発表」ハンドソーン・ウェルテットを採用しているのはそのため。
…当時の記事を見てみましたが何のこっちゃよくわからない（笑）
そして僕はこれを買いに新宿のバーニーズニューヨークへ行くことになるわけです。あまりお金もなかったし、でも買うなら長く使えるいいものがいい。買う前から10年は履こうと決めてました。当時で価格は5万円くらい。これにシューキーパー（靴の中に入れて形を保つやつ）が1万円くらいだったと思います。店員さんとサイズ感を確認しながら何回も履きなおした記憶があります。靴が本当に好きな方は10万超えって結構当たり前な感じがあると思いますが、僕的にはこの金額がギリだったのでめっちゃ真剣に選びましたよ。
靴はメンテナンス勝負
靴って新品の時はいいですけど、履いていると絶対にメンテナンスが必要となってきます。よく市販のチャチャっと塗るタイプの靴墨があるのですが、あれだと革が呼吸ができなくなっちゃうらしんです。なので靴を長く履くために、僕流のメンテナンスをお教えいたしますね。…というか10年前の本の受け売りなんですけどね。
下の写真が10年経った革靴です。ソールは一回張り替えたんですけど、今でも現役ですよ。靴のケア用品が入っているのは山本海苔の箱です！大きさが丁度よかったんです。では石屋のけんすけがやっているシューケアを靴ひもをとってやっていきましょう。
けんすけ流 靴磨きの１６のステップ
１、まずは靴の汚れを落とす。クロスにステインリムーバーをつける。
２、アッパー全体をこすり、汚れと古いクリームを落とす。革の呼吸を確保する意味もある
３、汚れを落としたら栄養剤をクロスにつける。
４、靴全体に栄養剤をまんべんなく塗る。革は古くなると硬くなるので大事な工程
５、ブラシに乳化性のクリームをつける。ブラシは100円ショップにて。
６、ブラシでトントンとアッパーをたたく要領で、クリームを数カ所のせていく。
７、大きいブラシで磨きながら、クリームをのばす。クリームが溜まらないように注意。
８、ポリッシングクロスで余分なクリームを拭きとっていく。
９、ポリっシングクロスでしばらく磨いていくと光沢がでてきます。
１０、ワックスをクロスにとる。このとき、水を少量お皿などに用意。
１１、くるくると円を描くように、トゥにワックスを塗る。先芯が入っている部分にのみに塗る。
１２、水をちょっとつけてトゥを磨く。
１３、ワックスと水を交互につけながら磨いていくとツヤが出てくる。
１４、ソールに数カ所クリームを塗る。
１５、。ソール全体を磨いていく。底減りを抑え、防水や滑り止めの効果も
１６、靴ひもをとりかえて完成。
- M.モゥブレイ ステインリムーバー(汚れ落とし)
- M.モゥブレイ デリケートクリーム(栄養剤)
- M.モゥブレイ シュークリーム(靴墨)
- M.モゥブレイ リムーバークロス・ポリッシュクロス
- M.モゥブレイ レザーソール保革剤
- サフィール シューポリッシュ
- ブラシ 大 小
- M.モゥブレイ サドルソープ(皮革用石けん) 革が塩を吹いてしまった時
いかがでしたでしょうか？僕も最初はめんどくさかったのですが、やっているうちに慣れてきました。また靴に愛着も湧いてくるんですよね。そして実際に手で触って磨いていることで普段気付かない汚れや小さな傷が見えてきます。案外大切なのが“つま先”だったりします。スーツはビシッと決まっててもつま先スレスレだと格好悪いですよね。まわりの人も結構見ているかもしれませんね。なんだかんだで当初の目標の10年を超えて履けてます。これからもメンテナンスして長く使って行こうと思っています。
次はお墓のメンテナンスについてです。