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朝起きると必ず寄り添ってきたあのこ。
寒い夜には布団へと潜り込んできたあのこ。
自分よりも妻になついていたあのこ。
いつも一緒だった家族。
妻はそんな家族がいなくなってひどく落ち込んでいる。まるで心にぽっかりと穴があいたような日常を送っている。
いくら慰めの言葉を言っても効果がないのはわかっている。でもなんとか元気に笑顔を取り戻してもらいたいと思うのは夫として当然のことだ。
ある晩、いつものようにネットサーフィンをしていると可愛らしい陶器の置物が目にとまった。
そこには 「手元供養」 という聞きなれない言葉が添えてあった。よくよく見てみると自宅で遺骨を置くことを手元供養というらしい。
今まで考えたこともなかったが、漠然とお骨を家に置いておいていいんだということが分かった。
わたしは妻へこの贈り物をおくってあげようと思い立ち注文をした。
数日後、自宅へと届いた。首輪へは写真を入れることができ“あいつ”の写真を入れてあげて妻へと
「 これでいつも一緒だね 」
と言いプレゼントをしてあげた。
最初は戸惑っていた妻だったが、しばらくの間その陶器の置物を抱きながら過ごしていたのが印象的だ。
ふと見ると妻のやさしい笑顔がそこにあった。
Micio ミーチョ A
画像のミーチョAのカラーはホワイトです
カラーバリエーション
27,000円(税込み)
ミーチョA | 幅85mm | 奥行き90mm | 高さ153mm | 約375g |
材質 / 陶器 アルミ(底蓋)
生産国 / イタリア(陶器)
仕様 / 分骨用
裏蓋口径 / 39φ
容量 / 約340ml
コッコリーノは、中に遺骨や思い出の品を収めることができます。
※コッコリーノは分骨用です。
Micio ミーチョ B
画像のミーチョBのカラーはブラックです
カラーバリエーション
27,000円(税込み)
ミーチョB | 幅84mm | 奥行き100mm | 高さ152mm | 約410g |
材質 / 陶器 アルミ(底蓋)
生産国 / イタリア(陶器)
仕様 / 分骨用
裏蓋口径 / 39φ
容量 / 約400ml
Wancio ワンチョ A
画像のワンチョAのカラーはイエローです
カラーバリエーション
27,000円(税込み)
ワンチョA | 幅82mm | 奥行き100mm | 高さ152mm | 約400g |
材質 / 陶器 アルミ(底蓋)
生産国 / イタリア(陶器)
仕様 / 分骨用
裏蓋口径 / 39φ
容量 / 約350ml
Wancio ワンチョ B
画像ワンチョBのカラーはキャメルです
カラーバリエーション
27,000円(税込み)
ワンチョB | 幅82mm | 奥行き104mm | 高さ145mm | 約390g |
材質 / 陶器 アルミ(底蓋)
生産国 / イタリア(陶器)
仕様 / 分骨用
裏蓋口径 / 39φ
容量 / 約350ml
コッコリーノ付属品
・首輪 + フォトチャームセット
フォトチャームの形は2種類からお選びください。首輪とフォトチャームのセットは4色から選べて、お好みのコーディネートができます。
また、イタリア製の本革でできた首輪とフォトチャームにお気に入りの写真をいれることができます。
材料 / イタリア製本革
・香皿(Micho ミーチョは魚型・Wancioは骨型)
・ハート香立
・線香ローソク
・内袋
首輪ネーム彫りについて
コッコリーノご購入の方で、よりその子が居た証を残したい方は、首輪ネーム彫りがおすすめです。首輪に彫るためペットのかわいいイメージを壊すことなく、自然なかたちで没年月日・年齢・名前を残せます。ネーム彫りをすると、コッコリーノをオンリーワンアイテムにできて気持ちが向き合いやすくなるだけでなく、供養品の印象を出さずにインテリアの中にフィットさせることができます。ペットのための供養品だからこそ考えられた新しい形です。
価格 / 3,240円
コッコリーノと同時注文の方が対象です。※購入後の追加注文はできません。
仕上がりまでの期間 / 注文から約10日間
材質 / イタリア産本革
Coccolinoがうまれた日
Coccolinoの始まりは、イタリアのとある工房で偶然 陶器製の動物たちに出会った事がきっかけです。
思わずなでたくなるやわらかいフォルムライン、素朴であたたかい表情は話しかけたら答えてくれそうで、心が通い合うような不思議な気持ちになり目が離せなくなりました。
きっと職人さんのおおらかな人柄や深い愛情がそのまま滲み出ているからだと思います。
大切なペットの面影を宿していつも心に寄り添ってほしいという願いを込めてCoccolinoは生まれました。
イタリア生まれのコッコリーノ
北イタリアのヴェネト州ビチェンツァ県にあるマロースティカ。ここは小高い山の上まで城壁で囲んだ中世の城を残す町です。この土地でコッコリーノと香皿が作られています。
社長のBuccoさんがデザインし、工場長のFlavioさんがどうやって作るかを考える。常に二人三脚で、新しい事にも果敢に挑戦するものづくりをしています。ペット供養という考え方は知らなかった彼ら。それでもトライしてみましょう、と言ってくれたのは、「イタリアでもペットは家族。気持ちはすごく良くわかったから」だそう。
開発担当者が惚れ込んだのは、ここで作られる動物たちの、リアルとデフォルメバランスで描かれるフォルムラインと素朴であたたかい表情。じっと見つめていると、心が通い合うような不思議な気持ちになって、思わず触れたくなるのです。
「飼い主さんの気持ちに寄り添えるような、そんなペット供養品を作りたい」という依頼を快く引き受けてくれて、原型を作るところから一緒に試行錯誤しました。顔つき、耳のかたち、目の位置、身体のライン。何度も何度も話し合って修正を加え、できあがったのは後ろ姿まで愛おしく感じる骨つぼモニュメント。
イタリアの工房では、それぞれの職人が分担して作業に取り掛かります。
ちょうど、骨つぼモニュメントの型取りを見る事が出来ました。トロトロの生地を石膏型に手早く流し込んでいきます。キビキビと作業を進めている彼らですが、石膏型から生地を外すときは、まだ柔らかい生地を壊さないように、そっとやさしく扱っているのが印象的でした。
型から出した生地は、まだ継ぎ目が残っており、スポンジやヤスリできれいに整えるのが重要です。30年以上もこの作業をしている職人がいるのだとか。あらゆる角度からチェックして表面をならしていきます。このような熟練の職人による丁寧な作業によって、なめらかできれいなフォルムラインが作られているのです。
色付けと風合いを出すために釉薬をかけるブースでは、変わった形状の花瓶を塗装中。釉薬は工房独自のオリジナルです。ややざらついた表面に仕上がり、光が柔らかく拡散して、あたたかみのある質感を作り出します。釉薬の色によって塗装のかかり具合が変わるので、色に合わせて塗り方を変えるのが職人技です。
塗装の後、窯に入れて1200℃で焼き上げます。工房で生まれたばかりの骨つぼモニュメントたちと会う事ができました。
「大切なものを入れるから、内側も、蓋も丁寧に作りたいという要望に応えるのは簡単じゃない。我々が作っている置物には蓋は必要ないからね、だから本当に苦労した。」と工場長のFlavioさん。動物のような複雑形状は、焼く時に変形しやすいため、蓋の形状に合わせていかに焼き上がりの陶器の底面を調整するかが大事。見えない部分の苦労があるのだそうです。でも、蓋がしっかり取りついたのを確認してニッコリ笑ってくれました。